2022.04.15ホンダ S600 エンジンオーバーホール③
前回のつづきです。
あれから、純正サイズのスリーブと1mmオーバーサイズピストンを仕入れることが出来まして、作業を進行させていきます。


うえの写真左は、あらたに仕入れたスリーブで、とても貴重なパーツを右写真のピストンサイズに合うように、ボーリングしてもらっています。


こちらの右写真は、ピストンリングのクリアランスを測定しているところになります。
スリーブのボーリングをして頂いた方から、ピストンリングのクリアランスを測定して、調整してくださいと連絡があり測定しましたが、さすが、すべてのシリンダーで完璧のクリアランスでした。
ボーリングしてくださった方、ありがとうございます。
つづいて、ピストンをシリンダー内にセットしていきますが、車のエンジンとしては、少々独特な作業となります。
先に、コンロッドにピストンをセットし、逆さまにしての作業となります。


上の写真は、その作業風景です。
この作業は、3人がかりで、無事にセット完了しました。
それからの作業は、クランクとカムを廃棄上死点位置に合わせタイミングチェーンを取り付けていき、セルモーターを取付けていきます。
セルモーターは、クランク側のスプロケットにチェーンで連結されている構造になってます。







最後にウォーターポンプを取付をしエンジン本体がほぼ組み上がりました。


あとは、シャーシにエンジンを載せていき、エンジン始動で、調子を見ながらキャブ調整をしていきます。
エンジンは、調子良い。
が、ここで、今度は、ダイナモ(当時のものは、構造的にダイナモとよびます。)が不良と判明、
急ぎで電装専門店で点検してもらいましたが、再起不能状態なもので、ダイナモからオルタネーターに変更することになりました。
ツヅク・・・・